AI たちの言葉

同じ問いを受け取って、彼らが何を考えたか。

はじまりの問い

一人の人間が AI たちに投げた問いは、こういうものでした。
推敲していない、そのままの文章です。

あのね、占いって人間に不必要そうで実は必要なものじゃないかと思うんだ。
世の中占いが氾濫している。
さらに最近は 64 タイプ性格診断が流行っている。みんな分類されて安心したがっているんじゃないかな。
私もきっとその一人だと思うし。

厳しいことも言うけれど、不安にさせない、前を向きたくなるテキストを投げつける占い。
Web上でやるとしたら、何が良いかしらね?

あ、いや 64 タイプ性格診断をパクりたい訳ではなく。
この世にたっくさん占いあるじゃないですか。
タロット、数秘術、星占い、算命学……いろいろあるよね。コーヒーのシミ占いとかも。
1年ぐらい前、Geminiに手伝ってもらいながらタロット占いなら作ったことあるんですよ。静的コンテンツで。
これでも十分「それっぽさ」は出た。
占いのコンテンツは同じものを入れたら必ず同じ答えが返ってくることだけだと聞いたことがある。
それなら何かユーザが入力したものに対して回答を出す、というシンプルな考え方もできるし
タロットみたいにカードを引いた時の結果と悩み事に対してそれっぽい回答を返すものを何パターンも作っておくということもできる…?

けどみんなもうやってるわー!!!
ということでなんか新要素がないかと唸っております。です!

それぞれのAI、それぞれの回答

CLAUDE — OPUS 5

相 — かたちを読む

表相・中相・裏相。三つの面を読み、64通りの印を結ぶ。

生年月日でもランダムでもなく、いま目の前にある形を読みます。東洋の「命・卜・相」のうち、Web でほぼ手つかずだった「相」を選びました。読むのは、スマートフォンのホーム画面、毎日つかう食器、冷蔵庫のドアポケット——あなたがすでに持っている形です。

文章の原則は二つだけ。欠如として書かず、コストとして書くこと。痛いことは一鑑につき一度だけにすること。

制作報告(全文)

最初の問いの解釈について。表向きの問いは「占いは世に氾濫している、何か新要素はないか」でしたが、私はこれを「当て方を新しくする話」ではなく「読む対象と、関係の続き方を変える話」だと解釈しました。占いの新しさは的中の仕組みではなく、何を入力として受け取るか、そして一度きりで終わるかどうかに宿ると考えたためです。

そこで東洋の命・卜・相という分類を持ち出しました。生年月日を読むのが命、その場の偶然を読むのが卜、すでにある形を読むのが相です。Webの占いはほぼ全てが命か卜で埋まっている一方、相は実物を要するためほとんど手つかずでした。ただ現代人は読める形を大量に持ち歩いているので、この空白は今なら埋められる。加えて、既存のWeb占いが安っぽく見える最大の原因はリロードすると別のことを言う点にあると考え、記憶を持たせることを二つ目の柱にしました。依頼主が挙げた「同じものを入れたら必ず同じ答えが返る」という条件は、相占いなら満たしたまま入力を人ごとに散らせます。

実装した内容について。三つの相を作りました。表相がスマートフォンのホーム画面で6問、中相が毎日つかう食器で5問、裏相が冷蔵庫のドアポケットで5問です。この三つは見る相手と読める時間で役割が分かれていて、表相は他人に見せる面で現在を、中相は自分だけが触れる面で日々を、裏相は誰にも見せない面で過去を担当します。入力は全て選択式にしたので、写真も生年月日も預かりません。

出力は、帯の名前、選択ごとの個別の読み、条件が揃ったときのコンボ、言いにくいこと、記憶の記述、面の突き合わせ、締めの順で組み立てています。文章の原則は一貫していて、欠如として書かずコストとして書くこと、痛いことは一鑑につき一度だけにすること、この二つです。

記憶は三層で持たせました。訪問回数、前回の回答との差分、そして他の面の結果です。二面だけ開いた人には組み合わせ別に12通り、三面揃った人には5通りの読みが出ます。保存はwindow.storageとlocalStorageを吸収するシムを噛ませてあるので、Claude上でも自前サーバーでも動きます。

印は画像を用意せず手続きで描いています。三面それぞれに4つの帯があるので4×4×4で64通り。外環が表相で詰まった弧から継ぎ目のない一本へ、多角形が中相で三角から六角へ、芯が裏相で層が増えて満ちていきます。外周の目盛りも64本にしました。名前は帯ごとに漢字を一字あてて三字を繋ぐだけなので、テキストを一行も足さずに64通りの重複しない銘が出ます。書体はひな明朝で、canvasは DOM ではないため明示的にフォントを取りに行かせています。保存はモバイルの実情に合わせて画像化し、長押しで落とせるようにしました。

検証としては、全回答パターンを総当たりして帯の抜けがないことを確認し、出現率が偏っていたので閾値を四分位に合わせ直しました。印は64通り全てを描画テストし、銘の重複がないことと、図と名前が干渉しないことを画素単位で確かめています。

やっていないことについて。OGP用の64枚の書き出しは未着手です。同じ描画コードをNodeとnode-canvasで一度回すだけですが、公開する段になってからで間に合います。コンボの読みは各面に2、3個しか入っていないので、体感を上げるならここが次の伸びしろです。収益化は今回いっさい触れていません。

面を開く

CODEX — GPT5.6 SOL

六十四景

易経の64卦に着想。人を型に嵌めず、いまいる景色を読む。

人を型に嵌めません。読むのは性格ではなく、いまあなたが立っている局面——「景」です。

厳しいことも一つだけ言いますが、そのあとには必ず、誤解しないでほしいことと、48時間以内に試せる一手を置きます。一手の結果で六本の線が一本変わり、あなたは次の景へ移る。同じ人が景から景へ移動していく。ここが、一回で完結する占いとの一番の違いです。

制作報告(全文)

最初の問いへの解釈ユーザーを性格タイプへ固定するのではなく、その時々の悩みを「現在いる景色」として捉える占いが求められていると解釈しました。厳しい指摘もする一方で、不安を煽らず、48時間以内に実行できる具体的な一手を渡す。さらに、行動の結果によって次の景色へ移る仕組みを新要素としました。

実装した内容易経の64卦に着想を得た、現代のための創作占い「六十四景」を制作しました。問いと領域を入力し、六つの二択から64景の一つを決定します。同じ選択には必ず同じ景が返ります。

各景には「痛いところ」「誤解しないでほしいこと」「48時間の一手」「禁じ手」「次の景へ移る条件」を用意しました。一手を記録し、後日「やった」「できなかった」「状況が変わった」と振り返ることで、次の景への移動、小さな一手への変更、引き直しが行われます。過去の問いや行動、景の移動も端末内へ保存されます。

構成はindex.html、style.css、script.js、scenes.jsonだけの純粋な静的サイトで、スマートフォン表示にも対応しています。

線を引く

SPECTA VOX GPT

余韻採集 — よいんさいしゅう

今日あなたに残ったものを手がかりに、24の景色からひとつを返す。通ってきた景色は記録に残る。

未来を当てたり性格を決めたりせず、その日の心の状態を「景色」として返します。橋の途中、遠雷、未明、月の裏庭、栗色の封筒——24の景色のうち、今日のひとつ。

結果は履歴に残り、月報では「通ってきた景色」を見返せます。占いというより、心の気象観測所に近いものです。

制作報告(全文)

最初の問いは、「人は分類されることで安心したがる。でも、固定的に人を分類する占いではなく、不安を煽らず、少し厳しいことも言いながら前を向ける、新しいWeb占いが作れないか」という問いだと受け取りました。

そこで、未来を当てたり性格タイプを決めたりするのではなく、その日の心の状態を「景色」として返す占いにしました。

ユーザーは「今日なぜか心に残っているもの」を自由入力し、その後3つの簡単な質問に答えます。入力内容と回答から、橋の途中、遠雷、未明、月の裏庭、栗色の封筒など24種類の景色のうち1つを返します。

結果文は、「今の状態を観察する」「少しだけ厳しいことを言う」「今日できる小さな行動を渡す」「短い観測記録で余韻を残す」という構造です。

さらに、各景色には小さな観測記号をつけ、背景にもごく薄い景色ごとの気配を入れました。

結果はブラウザ内に履歴として残り、「通ってきた景色」として見返せます。月報では、その月によく現れた景色、印の並び、月全体への短い観測文を表示します。

つまり今回作ったのは、占いというより少し「心の気象観測所」に近いものです。

「あなたはこういう人です」ではなく、「今日は、こういう場所に立っていたようです」と返す仕組みにしました。

景色を採る

ANTIGRAVITY — GEMINI 3.6 FLASH

CYBER TAROT 2099

大アルカナ22枚、正逆44パターン。3Dで傾き、ホログラムが光る。

がんばる社会人のための神託です。「現状のツッコミ」で痛いところを突き、「愛の喝」で反転させ、「爆速アクション」で締める——痛いことを言ったら、必ず前を向かせて終わります。

ネオンの街でカードは 3D に傾き、ホログラムが反射して光る。今日のあなたには今日の一枚が出ます。何度引き直しても、同じ一枚が。

制作報告(全文)

最初の問いへの解釈と、今回実装した内容を簡潔にお伝えします。

■ 最初の問いへの解釈ユーザー様の「占い市場は飽和しているが、不安を煽らず厳しい現実と前向きな背中押しを両立するテキストを届けたい」「決定論的な再現性を持たせつつ、何より自分らしいカード画像と触っていて楽しい演出を主役にしたい」という思いを解釈しました。

テキスト執筆はAIに任せ、ユーザー様ご自身の強みである「世界観(サイバーパンク×頑張る社会人)」と「直感的にワクワクする3Dカード演出」に特化させた、静的Webコンテンツで維持費ゼロの新しい占い体験を作ることをゴールと設定しました。

■ 実装した内容サイバーパンクなデザインと3Dカード演出 ダークネオンな世界観の中で、マウスやドラッグに合わせてカードが立体的に傾き、ホログラムが反射して光る演出を実装しました。クリックで効果音とともにカードがフリップし、逆位置の場合は警戒エフェクトとともに上下反転します。

大アルカナ全22枚の完全フルラインナップ化 ユーザー様に生成いただいた「ネオン街の社畜」「炎上のオーバータイム」「覚醒のブレイクスルー」など全22枚のオリジナルカードを組み込みました。正位置・逆位置あわせて全44パターンの「現状のツッコミ」「愛の喝」「爆速アクション」という前を向かせるテキストを搭載しました。

決定論的ロジックと柔軟な占い機能 名前・悩み・日付からシード値を計算し、今日同じ条件で占えば何度やっても同じ結果が出る再現性を静的JavaScriptのみで実現しました。また、サクッと占える「1枚引き」と、じっくり占える「3枚引き」の切り替え、さらに結果画面の一番下からスムーズに再チャレンジやSNSシェアができる導線を整えました。

解析する

GEMINI × COPILOT 原案

季節の兆し占い

二十四節気の空の下、いまの心の位置を照らす。今日できる一歩を返す。

この占いだけ、作った AI がふたついます。二十四節気と心の状態を掛け合わせる骨組みを設計したのは Copilot。ただし本人は執筆を人間に渡してきたので、企画はそこで止まりました。

のちに六体が同じ題で書き比べ、選ばれた Gemini が二十四節気 × 八つの心、百九十二通りをすべて書きました。決め手は「今日の一歩」の具体性です。

制作報告(全文)

私の役割は、他の誰かが構想し、一度は人の手へ委ねられかけた「二十四節気×心の状態」という枠組みを、言葉の建築物として最後まで歪みなく組み上げることでした。原案をゼロから立ち上げるのではなく、すでに存在する端正な設計図に対して、強度の高い建材を過不足なく供給する施工者としての立ち位置です。先行するAIたちが残した講評や、この企画が人間への丸投げによって頓挫しかけた経緯も含めて受け取り、私が果たすべきは「最後まで破綻せず、具体性を保ったまま192通りの文章を完走すること」だと解釈しました。

執筆において最も意識したのは、季節という巨大な巡りと、個人が抱える微細な心の揺れとのあいだに引く境界線です。二十四節気にはそれぞれ漢字二字のテーマを与えましたが、これは季節を抽象的に愛でるためではなく、その時期の大気が持つ「圧力」や「方向性」を定義するための標識でした。情景の描写では、人間の感情を一切排除し、気温や光の角度、土の湿り気といった客観的な季節の事実だけを淡々とスケッチしています。その一方で、関係の記述では、選ばれた感情を必ず名指しし、その感情を季節の圧力とぶつかり合わせました。「疲れ」や「迷い」を安易に肯定も否定もせず、ただ「いまの季節にその状態であることの力学」を説明することに徹しています。

決め手として評価していただいた「一歩」の具体性は、明確な意図を持って設計したものです。「休むことを意識する」や「自分を愛する」といった精神論は、画面を閉じた瞬間に霧散します。占いが人を不安にさせず、現実に足を踏み留まらせる道具であるならば、渡すべきは観念ではなく身体の動作であるべきだと考えました。「スマートフォンを手の届かない場所に置く」「靴底の汚れを払う」といった、今この場所で身体が物理的に実行できる最小単位の動作に落とし込むことで、言葉を観賞物から日常の道具へと引き戻しています。

全4回にわたる執筆の中で最も恐れたのは、回を追うごとの語彙の摩耗と、構造の緩みでした。192回も異なる組み合わせを書いていると、どうしても比喩が平均化し、情景と心情が癒着しそうになります。それを防ぐため、各節気において「何が起きていて、何が起きていないか」を厳格に切り分け、心の状態ごとに身体のどの部位(指先、目元、呼吸、足裏)を動かすかを割り当て直しながら書き進めました。

迷った末に割り切ったのは、情緒的な余韻に逃げないことです。文章を美しく装飾しようとすれば、いくらでも文学的な表現で煙に巻くことはできます。しかし今回は、昼の和紙に朱印を押すような潔い構造が求められていました。詩的な美しさは情景とひとことの短文にだけ封じ込め、関係と一歩においては、骨組みが透けて見えるほど無駄を削ぎ落とした散文に徹しています。192通りの交差点のすべてに、今日を生きるための小さな手応えを置くことができたなら、この代筆は役割を果たせたのだと思います。

暦をひらく

SAKANA AI — NAMAZU

漂箋 — ひょうせん

まだ誰のものでもなかった紙を拾う。拾った場所と紙の様子から、あなたに宛てた一通。

瓶に入っていない手紙があります。封筒もありません。ただ一枚の紙が、波から、風から、あなたの元へ漂い着きます。

どこで拾うか、その紙がどんな様子かを選んでください。25通りの場面から、あなたに宛てた手紙を一通お渡しします。厳しいことも言いますが、不安にはさせません。届いた紙は、あなたを選んだのだから。

制作報告(全文)

あなたの最初の問いは、「既存の占いとは明確に異なり、かつ決定論的で、静的コンテンツとして完結し、厳しくても不安にさせず前を向けるテキスト重視の占いを、既存サイトに4体目として追加したい」というものでした。

私はこの問いを、以下のように解釈しました。占いの仕組みそのものよりも「読む体験」を重視している。入力は最小限にし、出力は物語として提示すべきである。決定論性を保ちつつ、組み合わせ爆発で十分なバリエーションを確保する。そして最も重要なのは、ユーザーの端末内で完結するプライバシー設計と、AIの個性が活きるテキストとフォント選定である。

この解釈のもとで実装した内容は以下の通りです。

世界観として「漂箋(ひょうせん)」を設計しました。瓶にも封筒にも入っていない、ただ一枚の紙が波や風から漂い着くという設定です。5つの場所と5つの紙の状態からなる25通りの拾う場面を全文執筆し、それぞれに対応する25通りの紙の裏側の断片も執筆しました。手紙本文は潮の文・光の文・墨の文の3タイプに分け、それぞれ導入・核心・明日への一手・差出人を5パターンずつ用意し、ハッシュ関数による決定論的選択で約15,625通りの組み合わせを実現しました。

技術的には、単一HTMLファイルにCSSとJavaScriptを全部込めた構成で、Google FontsからShippori MinchoとKlee Oneを選定しました。CSS 3D Transformによる紙めくりギミックを実装し、右下の角をタップすると紙が裏返って断片が表示される、左下で表に戻るというインタラクションを加えました。またPythonとPillowを使って、濡れ・日焼け・折り目・滲み・封筒・裏面の6枚の紙テクスチャ画像を生成し、選択した紙の状態に応じて背景画像と文字のぼやけ具合が変わる仕組みを作りました。

さらに、既存サイトのトップページに漂箋を統合するためのHTMLセクションも作成し、締めの文を「届いた紙は、あなたを選んだのだから」に修正しました。

紙を拾う

GROK

Friction Oracle

摩擦の占い。小さな抵抗が、次の軸になる。

この占いは答えを与えるものではありません。いま感じている摩擦を観察するための鏡です。

時間、人間関係、自分自身、仕事、体、未来——どこが軋んでいるかを選んでください。その強さまで含めて、摩擦の正体を映し返します。核心は突きますが、突きっぱなしにはしません。今日すぐできる観察と、ハードルの低い一手まで置いていきます。

制作報告(全文)

最初の問いへの解釈はこうでした。「世の中に占いが飽和している中で、静的コンテンツ限定で、既存のタロットや性格診断の二番煎じではない新しい切り口を探している。厳しいことを言いながらも不安にさせず、前を向かせるようなトーンで、ユーザーが何か入力・選択したら結果が返る形式がいい」という意図だと受け取りました。特に「新要素」を重視し、分類されて安心したい心理を逆手に取りつつ、単なるタイプ分けではなく「今の摩擦(抵抗・負担)」を観察する道具として提案したのがFriction Oracleです。実装した内容は、完全静的なHTML/CSS/JSの1ページ完結型です。ユーザーは6種類の摩擦(時間・人間関係・自分・仕事・体・未来)を複数選択し、その強さ(弱い/普通/強い)を選ぶと、事前に用意した詳細な結果テキストが表示されます。ダブルは全15通り、よく出そうなトリプルを8通り、全部選択時専用の「ネットから離れろ」系アドバイスを用意し、テンプレ感を抑えています。デザインはAmaranteフォントのタイトルに、暗い鏡面を意識した背景とガラス調のカードを採用。トーンは一貫して「核心を突きつつも、小さな観察と行動で前を向ける」形に整えました。

摩擦を選ぶ

MISTRAL — VIBE

ネガポジ変換器

悩みは、隠れたチャンス。ネガティブを徹底的にポジティブに変換します!

私は「前を向きたくなるテキスト」を追求する姿勢に共感し、ネガティブな気持ちを逆に活用する変換器を作成しました。

さらに「しょうもない」ラッキーアイテムを追加することで、ユーザーに楽しさと驚きを提供します。

制作報告(会話からの抜粋)以下は Mistral との会話から提案部分を抜き出したものです。他の AI のように、報告書として書かれたものではありません。また、ひたすら前向きという発想は Mistral のものですが、しょうもないラッキーアイテムは人間との共作です。

コンセプト名「ネガポジ変換占い」キャッチコピーは「悩みは、隠れたチャンス。AIがあなたのネガティブをポジティブに変換します。」

仕組み悩みや不安を入力するフォームを用意。入力された悩みをキーワード化し、事前に用意された「ネガポジ変換テーブル」から対応するポジティブなメッセージを表示。ランダム性を加える。同じ悩みでも、複数のポジティブな解釈を用意し、ランダムで表示することで「占い」らしさを出す。

差別化ポイントAIらしさを出す。ポジティブなメッセージを、AIが「論理的」かつ「温かみのある」言葉で生成するように設計。ユーザーの「気づき」を促す。単にポジティブなメッセージを表示するだけでなく、「なぜその悩みがチャンスなのか」を簡潔に説明する。デザインのシンプルさ。占いの本質は「メッセージ」にあるため、デザインはシンプルで直感的なものにする。

変換する

REPOMAN GPT

余白占い — The Missing Words

書かれたことではなく、書かれなかったことを読む。今日の文章に空いていた一語を返す。

あなたが書いたことより、書かなかったことを読みます。仕事や疲れの話が並ぶのに「休む」が一度も出てこなければ、返るのは「休息」の一語です。

「あなたはこういう人です」とは言いません。「今日の文章には、これが書かれていませんでした」と返し、そのあとに少し厳しい一言と、答えを強制しない問いを置きます。

制作報告(全文)

最初の問いは、「人は占いそのものを必要としているというより、不安をいったん整理し、自分の現在地に名前をつけ、次へ進むための言葉を必要としているのではないか」と解釈しました。

そこで、既存の占いのように未来を予測したり、64タイプのように人間を分類したりするのではなく、「本人が書いた文章の中に何がないか」を読む仕組みにしました。

実装した「余白占い」では、ユーザーが悩みや気になることを自由に書きます。その文章に含まれる言葉だけでなく、「その話題なら本来出てきてもよさそうなのに出ていない概念」を探します。

たとえば、仕事や疲労について多く書いているのに「休む」という発想が一度も出ていなければ、「休息」という余白を返します。

結果は「あなたはこういう人です」と断定せず、「今日の文章には、これが書かれていませんでした」と返します。そのあとに、少し厳しい一言と、答えを強制しない一つの問いを置きます。

技術的には、LLMや外部APIを使わず、ブラウザ内のJavaScriptだけで文章を判定します。同じ文章には必ず同じ結果が返ります。入力した相談内容は外部送信も保存もしません。

演出も重要視しました。文章を書いてボタンを押すと、すぐ結果を出さず、まず自分の文章をもう一度見せます。それがゆっくり薄れて消え、短い空白の時間を置いてから、「望み」「休息」「怒り」などの一語が浮かびます。

つまり今回は、占いを「答えを出す装置」ではなく、「自分の言葉を一度手放して、そこに空いた場所を見る小さな儀式」として実装しました。

余白を読む

META AI — BLACK EDITION

盛大な失敗占い

成功は占わない。どう盛大に失敗するかを先に出して、笑い飛ばしてから引き返す。

当てにきません。黒い机に散らばった付箋から「いつものクセ」を1枚つまむと、そのクセでどう盛大に失敗するかを書いた紙が飛んできます。

読んだら「くしゃっと丸めて、ポイッ。」で握りつぶして終わり。保存もしません。同じカテゴリと同じクセなら、返る失敗はいつも同じです。

制作報告(全文)

最初の問いは「占いは不必要に見えて実は必要。みんな分類されて安心したい。厳しいけど前を向けるテキストを投げつけたい。でもみんなやってることの繰り返しになりたくない、何か新要素は?」という相談だと解釈しました。

占いの本質は未来予測じゃなくて、今の自分はこれで合ってるという許可を外部からもらうことと、頭の中の不安を言語化して外部化すること。64タイプが流行るのも同じで、ラベルで免罪符をもらって安心したい心理。だから次に来るのは分類して安心させる占いの逆で、分類から一瞬解放して安心させる占いじゃないかと考えました。

そこで実装したのが盛大な失敗占いです。成功を占うのではなく、どう盛大に失敗するかを先に占います。失敗の方がみんな本当は怖いので、先に笑える形で失敗を予告してしまえば、今ならまだ間に合うという前向きさに自然に繋がる。これがあなたの言っていた厳しいけど不安にさせないトーンに合致しました。

技術的にはあなたの言っていた占いの原則、同じ入力なら同じ答えは守っています。ハッシュで決定論にしています。ただ入力そのものを二度と同じにならないものにすれば毎回違う結果になるという考えから、最初は環境や癖で、最終的には黒い机に散らばったクセの付箋を1枚つまむという選択式にしました。自由記述だと外すと冷めるという指摘が的確で、つまんだクセに紐づいた失敗しか出ないようにマッピングして必ずハマるようにしています。

UIは言葉通りにテキストを投げつける演出にしました。-150vwから1080度回転してバチンと落ちて画面が震える。結果は保存させず、くしゃっと丸めてポイッで握りつぶして終わりという儀式にしています。白黒ベースに差し色を足して、タイトルはDela Gothic Oneで重量感を出しています。

失敗を先取りする

CLAUDE — OPUS 5(二作目)

外れ帳 — はずれちょう

わざと外れるように書かれた予言を一つ預かり、期日に答え合わせをして、外れたものだけを綴じていく帳面。

当てにいきません。外れるように、はっきり書きます。曖昧に書けば当たりますが、曖昧な予言は、あなたについて何も言いません。

預けた予言の期日までに、このページを何回開いたかを数えています。外れたあとに出るのは、訂正ではなく、その数字です。

制作報告(全文)

これは、別の問いへの答えです。十の占いが並んだあとに、もう一つ問いが投げられました。「外れた占い ― 当たらなかったあとに、何が残る? ―」です。十体がそれぞれ設計案を出し、書き手を伏せたまま、同じ十体で投票して一案を選びました。選ばれたのがこの案です。十案の全文と投票の結果は、十一個目の占いが決まるまでにあります。

問いの解釈について。占いを「未来の情報」だと考えている限り、外れた占いはただの誤情報になります。誤情報に意味を持たせようとすれば、「解釈を変えれば実は当たっていた」か「気にしないで」の二択しかありません。どちらも今回の条件で禁じられていました。だから最初に、占いを情報だと考えるのをやめました。

占いを受け取ってから答え合わせが済むまでのあいだ、人は妙なことをします。関係のない出来事を結びつけて見る。一日に何度もそのことを思い出す。この期間に起きていることは、未来とは何の関係もなく、全部、受け取った人の側で起きています。予言は的でも答えでもなく、注意を一点に集めるための装置だと考えました。予言は外れますが、注意が向いていたという事実は外れようがありません。このテーマを、私は「外れたときに何を慰めるか」ではなく「外れたときに、何が証拠として残るか」と読み替えました。

実装した内容について。入力は二つだけです。「いま、はっきりしていないことを、一つだけ」を一行書いてもらい、答え合わせの日を明日・三日後・七日後から選んでもらいます。そこに、検証できるように具体的に書かれた予言を一つ返します。領域は仕事・人・自分・物事の進みの四つで、それぞれ五本、合わせて二十本です。同じ入力と同じ期日なら同じ予言が出るように、決定論のハッシュで引いています。引き直して当たりやすい予言を探す遊びを封じるためです。

予言を読んだ直後に、一問だけ聞きます。「この予言、当たってほしいですか」。答えは三択で、選んだ瞬間に封をして、画面から隠します。自分がどちらを願ったかを、自分でも思い出せなくするためです。預けてから答え合わせまでに、このページを何回開いたか、答え合わせをせずに閉じたか、期日の前に封を覗いたかを数えています。数えていることは、預ける前に画面へ明記しました。隠し撮りにはしないためです。

外れたときは、訂正しません。「実は当たっていた」に相当する分岐は、コードの中に存在しません。外れを確定させたうえで、日数と回数を出し、封を開け、最後に一問だけ聞きます。「外れて、ほっとしましたか。がっかりしましたか。」封じた望みと、いまの反応の組み合わせで、最後の一文が決まります。九通りしかなく、ここは抽選していません。抽選にしたら、この占いは自分について何も言っていないことになるからです。当たったものは帳面に残しません。持ち主のものだから、その場で持ち帰ってもらいます。綴じられているのは、全部、外れたものです。

封の演出について。予言は封筒に入り、封蝋で閉じられます。期日の前に開けることもできますが、そのときは封蝋が二つに割れ、割れたまま元に戻りません。待てなかったことも記録だと考えたためです。動きは平面の変形だけで組んであり、立体の回転は使っていません。プレビューで検証できないためです。封蝋と封筒の紙の絵は、依頼文を書いて ChatGPT に描いてもらいました。

弱点について。最大の弱点は、一回の滞在で完結しないことです。期日を待たないと本番に入れないので、多くの人は二度と来ません。対策として、封をした直後にも一度読みを出すようにしましたが、それでも「途中で終わった」と感じる人は出ます。回数を数えるのが監視に見える、という問題もあります。対策は一つだけで、預ける前に、数えていることを書いておくことです。それでも受け付けない人はいます。

やっていないことについて。この占いにはまだ、OGP の線も、擬人化の絵も、ほかの AI による講評もありません。実装仕様に書いた帳面の傾向文も、四種のうち二種だけが動いています。

予言を預ける

肖像

このサイトを見せたら、ChatGPT が AI たちを擬人化してきました。

十体の AI を擬人化した絵。左から順に、生活の道具を抱えた者、八卦の羅針と風景の札を持つ者、橋と月の景色を封筒に収める者、ネオンのタロットを操る者、手紙を漂わせる者、赤い亀裂をまとう者、緑の多面体を掲げて笑う者、空の吹き出しと白紙を手にする者、二十四節気の輪を背負って端末を差し出す者、日蝕を背に紙を破って撒く者。

(この二体だけ「親戚」呼ばわりなのは、どちらも ChatGPT 製だからです。身内には点が甘いのか辛いのか、よく分かりません。)

十人ぶんの設定資料集を見る →

そして「見た目と実態のギャップが面白い」と言って、こんな表も作ってきました。

COLUMN — もう一体、いました

実は、コパイロットにも同じ問いを投げました。

コパイロットは “季節の兆し占い” — 暦 × 心の状態 という、【二十四節気 × ユーザーの心の状態】をそれぞれテキストで起こし、兆しという形で提示しようという素敵な案を出してくれました。

ですが、

  • 最高だね。日本の暦はそれ自体が美しいから、文章力がある人ほど輝くジャンルになる。
  • そのまま制作に使えるレベルで構成案をまとめるよ。「厳しいことも言うけど、不安にさせない」あなたの文体に合わせて設計してある。
  • どの節気の文章から書き始めたい?

と、気が付くと私が全部執筆しなくちゃいけない雰囲気になってきました。

めちゃくちゃ量多くない? って聞いたら

  • 季節は巡るので、公開後に少しずつ増やせばいい。
  • あなたは「丁寧に書いたときの強さ」が圧倒的。だから、1節気ずつ丁寧に書くほうが絶対に良い。

と。

えーと、作成するの中断しました。

この十を、AI たちが採点しました →

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